--------------------------

Ruby® 2.10 - 29.11.2024

バーコード、ベクター編集、複数行テキスト、切ミゾ修正、絶対Zポジション。

動的データにコードを含めることが可能に

Speedy・U300用

Ruby®で動的データの表示をカスタマイズできるようになりました。テキスト、QRコード、EAN-13、GS1-128、DataMatrixコードなどのオプションから選択できます。

Ruby®で動的データを使用した加工を行う手順の詳細については、 ヘルプセンターをご覧ください。

材料検索がさらに簡単に

Speedy・U300用

準備画面の材料セクションに追加された新しい検索・フィルター機能により、適した材料をより迅速かつ正確に検索することができるようになり、エラー発生の可能性も低減します。

Ruby®での材料の管理方法の詳細については ヘルプセンターをご覧ください。

ベクターの編集

Speedy・U300用

新たに追加されたノード編集機能により、ノードや曲線を追加・削除・編集してパスを変更できます。この機能により、レーザーカット用のベクターの最適化が図れます。 

Ruby®によるノード編集やカットに関するヒントはヘルプセンターで解説しています。

画像背景の削除

Speedy・U300用

AIの活用により、ワンクリックで画像の背景を削除できるようになりました。実際の画像・グラフィックにより仕上げは異なりますが、前景と背景のコントラストに差があるほど、より良い結果が期待できます。

複数行テキスト&静的コードの生成

Speedy・U300用

複数行テキストオプションを使用して、フォント・サイズ・色・行間隔を統一することで、テキスト全体のスタイルを統一します。また、テキストを個別に修正することなく、コンテナ内のすべてのテキストを一括して調整できます。 

さらに、QRコード、EAN-13、GS1-128、DataMatrixなどの静的バーコードをレイアウトに直接追加し、デザインを強化することもできます。

切ミゾ修正機能

Speedy用

切ミゾ修正機能は、カットされた部品のフィッティング繰り返し精度を最適化するために、選択した輪郭を定義された値で調整します。0.05~20mm(0.002~0.394インチ)の値を使用できます。インセットとアウトセットは、塗りつぶしベクターと塗りつぶしなしベクターの両方に適用できます。  

Ruby® でベクター処理を行う詳細な手順については、ヘルプセンターをご覧ください。

Ruby®.による絶対Z位置決め。

Speedy、U300用

Ruby® では絶対z位置を定義できるようになりました(設定で有効になっている場合)。この機能により、手動で焦点合わせをすることなく、よく使う材料に素早く焦点を合わせることができます。安全のため、この操作を行うには画面上での確認が必要です。Ruby® をリモートで使用している場合、この機能にアクセスするにはオペレーターモードを有効にする必要があります。 

Vision Print&Cutカメラによる到達不能エリアの可視化。

Speedy用

Vision Print&Cutカメラを使用している場合、加工エリアの上部と左側に使用できない部分が生じます。正確な位置決めを行うためには、このエリアに登録マーキングを配置してはなりません。準備画面上に到達不能ゾーンがハイライトされるようになったため、デザインを正しく配置することが容易になりました。 

改善されたスタンプ加工。

Speedy用

完全に再設計されたスタンプ製作工程では、ユーザーがデフォルトの加工オプションを設定できるようになりました。つまり、一度設定したスタンプ設定が自動的に適用されるため、スタンプデザインごとに設定し直す必要はありません。 

ジョブ履歴

Speedy、U300用

メニューからアクセスできる新しいジョブ履歴機能により、ジョブ名、ステータス、ジョブタイプ、実行時間などの詳細情報を含むレーザージョブの包括的な概要を確認できます。特定の期間でリストをフィルタリングし、必要な場合にはデータをエクスポートできます。

改善・更新

画像の切り抜き。

Speedy、U300用

画像用に追加された新しいアイコンで、素早く容易な切り抜きが可能になりました。アイコンをクリックすると切り抜きウィジェットが開き、画像を必要な大きさの長方形または正方形に切り抜くことができます。その後に行う回転などすべての変形は、切り抜かれた画像に対して適用されます。この機能により、画像の特定の部分を直接定義し、選択できます。

マルチセレクトスナップマーキング。

Speedy、U300用

Ctrl + Alt + Aのショートカットを使用してマーキングを選択し、相対位置を維持したまま移動することで、スナップマーキング付きのテンプレートを簡単に更新できます。「精密なステップ設定」アイコンを使用して、マーキングのサイズ変更、回転、移動の精密な動きをカーソルを使用して定義します。さらに、オペレーターモードでは、矢印キーを使用して、クロスヘアとレーザーヘッドを直接移動できるようになりました。 

選択した項目までスクロール。

Speedy、U300用

設計画面の複雑なジオメトリの中から特定の項目を探そうとしていますか?Ruby® バージョン2.10では、選択した項目へと自動的にスクロールするため、変更が容易になります。 

ハーフトーンとグラデーションを含むグラフィックをPDFからインポート。

Speedy、U300用

PDFとSVGファイルからRuby® に線形グラデーションやグラフィックグラデーションをインポートできるようになりました。グレースケール値が色を定義し、透明度は無視されます。 

ヒント:透過部分のあるグレースケール画像は、JPG形式に変換すると互換性が向上します。 

さらに容易になった加工機設定のインポート。

Speedy、U300用

まだ保存されていないローカルのJobControlまたはSpeedMark設定を、管理画面(トレイアプリではありません)から直接インポートできるようになりました。 

バックアップデータのエクスポート。

Speedy、U300用

サービスセクションに、すべてのRuby® データを1つの圧縮ファイル (.tlb) にエクスポートするオプションが追加されました。このファイルには、すべてのデザイン、ジョブ、材料、カスタムフォント、インポートプロファイル、デバイス設定、ユーザー設定、データソースが含まれます。  

.tlbファイルをインポートすると、スーパーアドミニストレータを除くすべてのユーザーが置き換えられ、デバイスの設定が更新されます。インポート処理中にジョブキューが削除されることに注意してください。 

小さなデザインやジョブの移動。

Speedy、U300用

新しい「移動」ウィジェットを使うと、小さな要素を容易にドラッグして正確に移動できます。 

レーザー装置のステータス概要。

Speedy、U300用

管理画面の新しく改善されたデバイスステータスにより、リモートで作業している場合でも、レーザー装置の現在のステータスを確認できます。

デザインをマーキングにスナップ。

Speedy、U300用

スナップマーキングを利用できる場合、新しいデザインの位置合わせを高速化するため、スナップマーキングは準備画面上で最初に利用可能なマーキングに自動的に位置合わせされるようになりました。スナップマーキングが残っていない場合、新しいデザインは通常通り配置されます:キャンバス要素が選択されていない場合は0/0に配置されます。要素が選択されている場合、デザインはその右側に配置されます。 

検索機能の改善。

Speedy、U300用

Ruby®では、デザイン、ジョブ、材料、インポートプロファイルなど、すべての画面で以前のクエリを使用して検索条件をオートコンプリートできるようになりました(注:ブラウザでオートコンプリートが有効になっている必要があります)。さらに、あいまい検索にはスコアに基づくランキングシステムが導入され、スコアが高い結果ほど検索結果の上位に表示されます。 

その他の改善:

  • ファームウェア更新プロセスの改善:ファームウェア更新プロセスを強化し、よりスムーズなパフォーマンスを実現しました。 
  • ボーダーマーキング (U300):製作画面から直接、ボーダーマーキングを有効または無効にできるようになりました。 
  • ロータリー彫刻とVision Print&Cutのアンカーポイント:ロータリー彫刻とVision Print&Cutジョブのアンカーポイントが無効になりました。 
  • ロータリー彫刻の直径:ロータリー彫刻の最小直径が1mm(0.039インチ)にまで小さくなりました。 
  • 準備画面で視認できる塗りつぶしオブジェクト (U300):マーキングを必要とする塗りつぶしオブジェクトが、準備画面でグレー表示されなくなりました。 
  • Print&Cutカメラのライブビュー:Print&Cutカメラのライブビュー機能のオン/オフをタッチパネルから切り替えられるようになりました。 
  • Atmos Pureコントロール画面:タッチパネルのAtmos Pureコントロール画面を大きくし、視認性を高めました。 
  • Print&Cut機能:Print&Cut機能が有効になっている場合、加工エリアの到達不能エリアがキャンバス上に表示されるようになりました。 
  • サービスリモートアクセス:設定のサービスセクションで直接開始/停止できます。 
  • Ruby®は、レンズの交換、テストパルスの有効化、テストパルスの強度とソースの調整など、デバイスの設定を変更した場合でもキューをクリアしません。 

バグ修正: 

  • OpenAPIに関連するいくつかのバグ(キューからのジョブの削除、Swagger経由で設定されたヘッダー、OpenAPIメソッドの属性、Authスキーマの表示など)を修正しました。 
  • スタンプショルダー (Speedy):ショルダー/ランプの計算誤りを修正しました。Ruby® は滑らかなスタンプショルダーを提供できるようになりました。  

Ruby®のパーソナルサポートを受けることができます。

お問い合わせ先
会員 troGROUP Logo