レーザーカッター

レーザー光源の比較

レーザーカッターの主な差は、使用するレーザー光源の種類です。 レーザーの種類 ごとにそれぞれメリットとデメリットがあり、加工できる素材も異なります。トロテック・レーザーカッターでは、CO₂ レーザー光源を採用しています。主に非金属材料や大部分のプラスチック材料の加工に適しているレーザー光源です。

ファイバーレーザーは、金属を変色させるマーキングや、金属の彫刻、プラスチック素材への高コントラストのマーキングに最適です。Nd:YAGやNd:YVO（結晶レーザー）は、金属やプラスチックのマーキングに適しています。ファイバーレーザーとは異なり、YAGレーザーやバナデートレーザーの消耗品には、比較的高価なダイオードが含まれます。

高出力だから実現できる高い自由度

個々の用途に応じて、 推奨されるレーザー出力の目安は異なります。目安としては、材料（厚み）に問題がなければ、出力が高いほど短時間でカットできます。レーザーカットや速度が求められる用途では、80 W以上の出力をお勧めします。 

レーザーの最大出力によって、製品の品質や作業時間が変わります。レーザーの出力はソフトウェアで調整可能ですが、最大出力は機種によって異なります。例えば、薄手のポリエステル生地は、コストを抑えながら、60 W程度の出力の低いレーザーカッターでカットできますが、25 mm厚のアクリルには、400 W程度のより高出力の機種が必要です。高出力のレーザー加工機では、さまざまな素材の加工に対応でき、自由度も高くなります。  

レーザーでカットできる素材の厚さは？

レーザーカッターは、さまざまな素材のカットに使用できます。カット可能な最大厚さの決め手としては、まずレーザー出力、スループット、品質上の要件、そして材料の種類の4つが挙げられます。下記は、CO2 レーザーカット時の材料厚さと推奨レーザー出力です。