Ruby® 2.5 – 06.02.2023
バージョン 2.5
新しい機能や改善された機能に加えて、本リリースでは初めてベータ版の機能を利用できます。ベータ版の機能には、「ベータ」のマークが付いています。確定したものではありませんが、早い段階でお客様に使用していただく機械を提供させていただきます。ご意見をお待ちしております。Ruby® の継続的な改善にご協力いただきありがとうございます。
新機能
回転:位置調整の強化。
回転機能の改善により、作業領域にデザインを固定して対象物と一緒に回転させることができるようになりました。これにより、周囲の異なる位置に複数のグラフィックを配置できます。1つのジョブで複数の位置を処理することで時間を節約できます。
最近のお気に入りの材料。
ジョブの準備では、ジョブで最近使用した3つの材料 が、材料リストの最初に表示されます。また、3つのお気に入りの材料を保存すると、最近使用した材料のすぐ下に 表示されます。これで頻繁に使用する材料を余分な手順で検索することなく直接選択できます。出力と速度が材料と一緒に表示されます。これで時間を節約し、ミスを防ぐことができます。
ネスティング(ベータ)。
Ruby® のネスティング(ベータ)は、ワークスペースと材料を最適に利用できるように、文字やグラフィックのカットラインなど個々のあるいはグループ化されたベクターを自動的に配置できます。これにより時間と材料を削減できます。
インポート用のプロファイル(ベータ)。
インポート用のプロファイルは、Ruby®の自動化に向けた次のステップです。必要な材料とレイアウトプロパティをプロファイルに割り当て、Ruby® UI を経由してファイルをレーザーのキューに自動的にプッシュします。
これで繰り返し使用するジョブのためのプロファイルを作成できます。回転彫刻の材料、パラメータ、位置、スケーリング、回転、使用方法をあらかじめ定義して保存できます。プロファイルにファイルをインポートすると、ファイルは自動的に製作キューに転送されます。
時間の節約:デザインと準備のステップを省略し、事前に定義した設定を含むファイルを直接製作に送ります。ワークフローは大幅に短縮され、Ruby® による自動化への一歩を踏み出すことができます。
フォントのインポート(ベータ)。
フォントを直接インポートすることにより、Ruby® でカスタムフォントを使用できるようになります。このメニューにフォントをドラッグ&ドロップで追加します。また、フォントはリモートでRun on Ruby® システムにインポートすることもできます。Ruby® にカスタムフォントを追加して全文編集を可能にします。
ベータ機能。
今後、Trotecは、Ruby® のベータ版の機能も提供します。管理者権限を持つユーザーは、ベータ版の機能を簡単に有効にしたり無効にしたりできます。ユーザーには、無効化されたベータ版の機能は見えなくなります。
改善と更新:
Vision Print&Cut.。
改善されたVision Print&Cutでは、認識しにくい、または 認識できない登録マークを マウスを1回クリックするだけでスキップできます。したがって、カットの精度に影響を及ぼすことのない必要最小限の登録マークを検知する必要があります。この機能は、材料と時間を節約します。
フォントサイズ。
Ruby® でテキストのフォントサイズを直接入力できるようになりました。そのため、テキストのサイズをオブジェクトのプロパティで定義できるだけでなく、特に複数のテキストに同じフォントサイズを割り当てることができます。これは複数のテキストだけでなく異なるフォントでも可能です。
ファームウェアリストフィルター。
ファームウェア更新時に表示されるファームウェアリストには、接続されている加工機に基づいてフィルタリングされ、特定の加工機カテゴリーのファームウェアのみが表示されるようになりました。
Vision Design & Positionの接続状況。
Vision Design & Positionカメラの接続状況が、設定ステータスの情報に表示されるようになりました。
ペーストされた画像の自動配置。
ジョブに追加するデザインの自動配置が、コンピュータのクリップボードから直接貼り付けられた画像にも対応するようになりました。
拡張された言語サポート。
Ruby®は、チェコ語でもご利用いただけるようになりました。
更新されたアイコン。
「スタンプショルダー」などのRuby® の一部のアイコンを、機能をもっと明瞭に示すように更新しました。
材料エフェクト。
材料データベースの材料リストのスペースを確保するため、エフェクトリストが材料設定の下に移動しました。
主なバグ修正:
- デザインアレイ:アレイの境界に入力できる数値が制限されるようになりました。最大のサイズは、設計の加工機テーブルの +/-サイズです。
- Run on Rubyのタッチディスプレイでコンテキストメニューが無効になりました:Run on Ruby® のタッチディスプレイで黒いコンテキストメニューが表示されることがありました。このメニューは無効になりました
- Print&Cutジョブタイマー:レグマークを検出し、レーザーが起動した場合に限りタイマーがスタートします