アルマイト処理されたアルミニウムに黒のマーキング
MOPAレーザーを使って、アルマイトに黒色をマーキングする方法を紹介します。
アルマイト処理されたアルミニウムに高品質な黒色マーキング
アルマイトはレーザーできれいに速く彫刻することができます。表層のアルマイト層を剥離し、白くマーキングします。カラーアルマイトの場合は、白色のマーキングは適しています。 一方、天然アルマイトの場合は、白いマーキングは明確には見えませんが、高品質の黒いマーキングを施すことができます。
MOPAレーザーでは、天然アルマイトの場合、灰色から真っ黒まで様々なグレートーンの加工ができ、スマートフォンへのマーキングなどにも利用されています。
短パルスでも確実に効果を発揮
MOPA レーザー の場合、非常に短いパルス幅を設定することができます。 これが アルマイトに黒色マーキングを可能としています。パルス時間が短いので、材料の表面を傷つけることがありません。アルマイト層は除去されるのではなく、再塗装されます。フィリングラインの距離を設定することで、グレーから黒まで様々な色調で幅広く調整することができます: 距離を小さくすればするほど、マーキングが濃くなります。
正しいパラメータを設定する方法:
アルマイト処理されたアルミニウムを黒くマーキングする場合、20ワットのMOPAレーザーが必要です。このアプリケーションには、F-254レンズが最適で、スポット径にぴったり合います。以下は推奨のパラメーターです:
パワー | スピード | 周波数 | パルス幅 |
---|---|---|---|
50% | 1500 mm/s | 200 kHz | 8 ns |
フォーカス | フィリングの設定 | パス |
---|---|---|
焦点位置 | 鮮明な黒のマーキングは、0.001mmの双方向設定 グレートーンは、0.002 mmから0.005 mmの双方向設定 | 1 |
他に考慮すべき点:
アルマイト層は異なる場合があります。加工される場合は、こちらのページもご参考ください。さらなるご質問がある場合、トロテックの専門家がお手伝いいたします。