品質、柔軟性、スピードを誇るエレミートディスプレイ
品質、柔軟性、スピードを誇るエレミートディスプレイ
エレミートディスプレイ社(Eremit Display)は、ハンス・エレミット氏が1927年にウィーンで設立した会社です。1960年に現在のニーダーエスターライヒ州ヴィルトゥングスマウアーに会社を移しました。現在、エレミートディスプレイ社は加工の分野でオーストリアを代表する企業の1つであり、2つの生産拠点に26名の従業員を抱える企業に成長しました。
エレミートディスプレイ社は、ディスプレイ、看板、販促品、トロフィー、ショップフィッティングなど、非常に幅広い製品を提供しています。レーザーカットや彫刻、接着、曲げ加工、CNCフライス加工、デジタル印刷やスクリーン印刷など、さまざまな技術を駆使して、最先端の技術に取り組んでいます。
レーザー技術で、収益性の高い量産を実現
木材、ダンボール、テキスタイルといった素材のほかに、エレミートディスプレイ社では主にアクリルを扱っているため、さまざまな製品を提供することができます。市場の急速な変化と顧客のリクエストに応えるために、既存の機械で量産してもコストが合わない悩みがありました。生産には多くの手作業と、加工後もパーツの再加工が必要だったのです。そこで、エレミートディスプレイ社はより収益性の高い製造方法を探していました。
アクリルをレーザー加工すると、火炎研磨された滑らかな断面が実現できます。効率的に高品質な量産が可能です。私たちがすべての機械に求めるのは、品質と優れたサービスです。これが、トロテックを長期的なパートナーとして選択した理由です。
トロテックレーザーシステムをはじめとする革新的なマシン
エレミートディスプレイ社は、高品質で近代的な機械を設備導入することを重要視しています。そのため、同社は2003年にレーザーの採用を決めました。現在、同社は合計6台のトロテックレーザー機が稼働しています:
- SP1500 5台
- Speedy 300 1台
レーザー加工機は、あらゆるお客様の要件を効率的に満たすために、さまざまな技術仕様とオプションを備えています。また、レーザーなら高品質な製品を短い納期で提供することが可能です。
イノベーションとサステナビリティのパイオニア
家業継いだ4代目が、2019年末に新たな生産施設を建設しました。開放的な空間を持つ施設の中で、環境への配慮も重視しています。例えば、アクリルの加工残材はすべて細かく砕き、リサイクルしています。さらに、レーザー加工機は、ハイテク抽出システムに接続されています。これは、レーザーと空気の廃熱を熱やエネルギーに変換し、新鮮な外気と一緒に、夏は冷房、冬は暖房として利用するものです。このように、エレミートディスプレイ社はイノベーションとサステナビリティの分野におけるパイオニアなのです。