紙パッケージ
無地の紙にレーザー彫刻すると、オリジナル柄の素敵なパッケージが作れます。お菓子入れやギフトボックスなど、アイデアをデザイン化した紙パッケージを色々作ってみましょう。
準備
材料
- コーティングしていない色紙: 130 g
- 接着剤、または両面テープ(丸型など)
使用機種
- Speedy 360
- 80W
- 2インチレンズ
※Speedyシリーズの他の機種でも加工できます。
アクセサリー
- 加工テーブル:アルミニウム カッティング グリッド
ステップ・バイ・ステップ
ステップ1:デザインのデータ出力
このページ下のデザインファイル(cdr/pdf)をダウンロードして、グラフィックソフト(CorelDRAWまたはIllustrator)で開きます。必要があれば、サイズや模様等はカスタマイズしてください。
次にデザインデータをレーザー加工機用データに出力します。デザインを選択し、グラフィックソフトの印刷でプリンター「Trotec Engraver」を選択、環境設定をクリック、出力設定タブを表示して下記を設定します。設定が完了したら最後に印刷を押して、JobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアにデータを出力しジョブを作成します。
印刷 > Trotec Engraver > 環境設定 > 出力設定
印刷のデータ出力設定
印刷設定(加工オプション)
加工モード | 解像度 | カットライン |
---|---|---|
標準 | 333 dpi | なし |
ハーフトーン調整 | その他 |
---|---|
モノクロ | - |
ステップ2:レーザー加工
JobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアをPC画面に表示し、ステップ1でデータ出力したジョブをJobControlのプレート上に配置します。次にJobControlの「材料テンプレート」を開いて、下記のパラメーターを設定します。
サンプルのように濃い色の紙にレーザー彫刻する場合、明るい彫刻の仕上りにするために最小のレーザー出力(W)で加工します。パラメーターの設定後、材料の紙を加工テーブルにセットし、レーザー加工を行います。
パラメーター設定
カラー | 加工の種類 | パワー(%) | スピード(%) | 周波数ppi/Hz: |
---|---|---|---|---|
黒 | 彫刻 CO2 | 10 | 10 | 500 |
赤 | カット CO2 | 2 | 2 | 1000 |
青 | カット CO2 | 7 | 4 | 1000 |
シアン | カット CO2 | 9 | 9 | 1000 |
パス(繰返し) | エアアシスト | Zオフセット | アドバンス |
---|---|---|---|
1 | on | - | - |
1 | on | + 3 mm | - |
1 | on | + 3 mm | - |
1 | on | - | - |
※彫刻の濃淡には、グレースケールマトリックスを作成して活用すると効果的です。
※パラメーターは、加工する材料の材質や色、そしてレーザー加工機の機種やレーザー出力(W)によって異なります。仕上がりの良い最適な加工を検出するために、いくつかのパラメーターでテストすることをお薦めします。
ステップ3:組み立て
カットした紙を抜き取ります。折り目部分を全て折り、底面等をのり・接着剤、または丸型両面テープで付けて組み立てます。
もっとアイデアをプラス!
このサンプルの様に、紙に様々な模様のデザインを彫刻してみましょう。下記ページのサンプル写真やデザインデータも参考にしてください。
- レーザー加工の用途「パッケージデザイン」
- 加工サンプル ※紙のカテゴリーを選んでください。