レーザー加工機の購入ガイド
レーザー加工機を購入する際、どのような種類を探したらいいでしょうか?また「最適な」レーザー加工機とは何でしょうか?
それは、レーザー加工機で何をしたいかに大いに依存します。
下記の通り、レーザー加工機に投資する前に考慮すべき点がいくつかあります。
- 加工したい材料は何ですか?
- ワークピース(加工したい材料)の大きさはどのくらいですか?
- レーザーの用途と、そのために必要なレーザー出力は?
- 機器に24 時間 365 日の信頼性を求めますか?
レーザーの種類: 加工したい材料は何ですか?
トロテックのレーザー加工機には、CO2レーザーとファイバーレーザーの2種類のレーザー発振器があります。加工したい材料によって、必要なレーザー発振器の種類が決まります。木材、ガラス、紙、革などの有機材料を加工する場合は、CO2 レーザーになります。金属やプラスチックのマーキングには、ファイバーレーザーが必要です。両方の材料を加工したい場合は、CO2 レーザーとファイバーレーザーを 1 台のマシンに搭載した flexx レーザーが適しています。
詳しくは下記のページまたはPDFをご覧ください。
加工エリアのサイズ: 材料の大きさはどのくらいですか?
彫刻やカットする材料の大きさにより、レーザー加工機のサイズが決まります。また、材料の数も重要です。複数の材料を加工する場合、1 回の工程で処理できる加工エリアの広さがあるといいでしょう。1回の加工で済めば、時間を節約し、生産性を高めることができます。
レーザー出力: 出力が高くなるほど、柔軟性も高くなります。
マシンの レーザー出力 を選択する際、最も重要な基準は、どのような加工(用途)に最も使用するかです。レーザーを主に彫刻に使用する場合、25 〜 80 Wのレーザー出力で良い仕上りになるでしょう。レーザーカットや非常に高速な用途に使用する場合は、80 W以上のレーザー出力をお勧めします。また材料の種類に応じて、レーザー出力を変えることで最適な結果が得られます。例えば、紙の彫刻では、通常、木に彫刻するよりも出力を必要としません。アクリルでは、あまり深くない均一な彫刻を低出力で行えます。また、二層板(色が2層のアクリル樹脂)の加工には、高い出力の方がスピードアップを図れます。
レーザー出力は、ソフトウェアで簡単に調整できますが、最大出力はハードウェアで決まっています。
高出力のレーザー加工機は、数多くの種類の材料を加工できるので柔軟性が高くなります。
レーザー出力の違いについて、アルマイト(陽極酸化アルミニウム)の実例でご説明しましょう。
【例】アルマイト(陽極酸化アルミニウム)への彫刻 - 30W と 80W の比較 | ||
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レーザー出力 | 30 W | 80 W |
完成度 | 48% | 100% |
ユニットあたりの時間 | 55 秒 | 55 秒 |
信頼性とサービスの質が鍵
ビジネスが成功するかどうかを決める重要な基準は、機器の信頼性です。なぜなら納品物の信頼性を保証するのは、完全に機能するデバイスだけだからです。トロテックのレーザー加工機は世界中で愛用されており、30,000 台以上の導入実績は、当社の専門知識と顧客からの信頼の証と言えます。世界 90 か国以上にサービス販売網を持つトロテックは、お客様の近くに専門窓口をご用意しています。導入を決定する際は、最大限の信頼性とサポート対応を常に考慮に入れる必要があるでしょう。
これから事業を始めるのに、おススメのレーザーはどれですか?
アジアと西洋の国々で製造されている全レーザーシステムを比較すると、非常に幅広い選択肢があります。先ず価格や性能の面で異なります。レーザーシステムには、レーザーカットやレーザー彫刻などの基本的な用途に活用されるレーザープロッターから、生産性に注力した技術的に高度な生産設備まで、幅広い種類があります。
購入の決め手となるのは、用途とお客様が求める仕上りです。この2つは技術的条件に影響されます。
先ずは「中国と西洋のレーザーの違いとは?」をご覧ください。