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レーザー加工とUV印刷の活用事例

アクリルキーホルダーの作り方

19. August 2024 • 3 min

レーザーカットとUVプリンターでアクキー制作

レーザーカットとUVプリント、この2つの技術を組み合わせることで、ものづくりの幅が大きく広がります。

その代表といえるものが、アクリルキーホルダーやアクリルスタンドなどのアクリルグッズです。

この記事では、トロテックのSpeedy 360(スピーディ360)レーザー加工機とオプションのVision Print&Cut(ビジョンプリント&カット)

カメラシステムを使用して、アクリルキーホルダーを製作する方法をご紹介します。

データの準備

  1. デザインの準備:デザインをグラフィックソフトウェアで作成後、レジマークを追加します。今回は、レジマークを4つ配置しました。レジマークが多いほどカットの精度が向上しますが、その分、読み取りに時間がかかります。
     
  2. デザインのインポート:デザインが完成したら、Ruby®レーザー加工用ソフトウェアにインポートします。この際、カットラインのみをインポートしてください。

材料を配置

印刷したアクリルをレーザー加工機に配置します。

以下のポイントに注意すると、より綺麗にカットできます:

  • 治具を使用して材料を浮かせる: 材料を加工テーブルから3~10mm程度浮かせます。浮かせる高さは材料の厚みに応じて調整してください。材料を浮かせることで、テーブルからの反射による汚れや焼け跡、焦げ跡を防ぐことができます。アクリル製治具の作り方はこちらを参照ください。
     

  • 空きスペースを覆う: 加工テーブルの空いている部分を紙などで覆います。これにより、集塵機の吸引力が増し、加工品質が向上します。

レーザー加工機の設定

データをRuby(ルビー)レーザー加工用ソフトウェアにドラッグ&ドロップしてインポートします。

次に、Rubyの材料パラメーター設定画面を開き、カットラインのパラメーターを設定します。

今回は、カットラインを赤、レジマークを黒に設定しました。

カットの開始

レーザーポインターをレジマークに合わせます。

機械のスタートボタンを押すと、カメラがレジマークの位置を検知した後、カットを自動的に開始します。

データ通りにアウトラインを正確にカットします。

アクキーの完成

カットが完了すれば、アクリルキーホルダーが完成です!

同じジョブを繰り返し加工したい場合は、スタートボタンを押すだけで、加工が自動的に始まります。

これにより、簡単に量産が可能です。

Vision Print&Cutカメラの特長

Vision Print&Cut(ビジョンプリント&カット)は、ヘッド部の小型カメラが印刷された「レジマーク」を読み込み、正確にアウトラインをカットできるシステムです。

材料の位置がズレても自動でカットの位置を補正します。カットミスによる材料の無駄が発生しないので、効率的に生産することができます。

Vision Print&Cutの特長:

位置決めが簡単!

材料とデザインの位置決めに時間がかかっていませんか?
Vision Print&Cutなら、材料のレジマークの中心とPC画面上のレジマークの中心を合わせるだけです。この位置決めは、一つのレジマークのみで完了します。残りのレジマークは、レーザー加工開始時に、小型カメラが自動で読み取るので、位置決めが短時間でとても簡単に済みます。

カメラの読み取りスピードが速く、量産に最適!

Vision Print&Cutのカメラは、小型で高性能。さらにマシン駆動系の動きもスムーズなので、レジマークを読み取る速度はとてもスピーディ。量産を必要とするアクリルキーホルダーの生産性向上に役立ちます。

材料のロスが少ない

Vision Print&Cutは、材料のセット時に位置ズレしたとしても、自動で補正してアウトラインをカットするので、カットミスによる材料のロスを抑えることができます。

カメラが小型なので、取り付けも簡単!         

カメラは小型で軽量なので着脱に便利です。またカメラやレンズのクリーニングも簡単に行えます。

カメラを装着したまま彫刻が可能

カメラを使用しない加工、例えば彫刻の加工でも、カメラを装着したままで操作が可能です。つまり、加工別にカメラを取り外す必要はありません。

対応機種が豊富、後付けも可能

Vision Print&Cutは、4機種のトロテック・レーザー加工機(Speedy 300/360/400、SP500)に取り付け可能です。また導入後でもVision Print&Cutを追加することができます。

アクキー制作におすすめの機種

アクリルキーホルダーやアクリルスタンドなどのアクリルグッズ製作に最も選ばれている機種は、トロテックの「Speedy(スピーディ) 360」と「Speedy 400」です。
オプションで小型カメラがつけられることや、加工物に汚れやモヤの付着を軽減できる高い排気構造で、安定した加工品質が得られることが選ばれる理由です。

Speedy レーザー加工機
 

アクリルグッズ製作に最適なレーザーをご提案します。

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