フェルトの矢筒
フェルトと木材からアーチェリーの矢筒を作りましょう。レーザー加工機で筒の側面や底にオリジナルのデザインを彫刻できます。手作りアイテムで的中率がアップ!
準備
材料
- 筒の側面パーツ:好きな色のフェルト622 g/m²
- 筒の底面パーツ:硬材 3.5 mm
- 好きな色のウール糸
- 粘着テープ
使用機種
- Speedy 400、
- 80W、
- 2インチレンズ
アクセサリ:バキュームテーブル
ステップ・バイ・ステップ
ステップ1:デザイン
本ページ下部のPDFテンプレートをダウンロードして、CorelDraw(コーレルドロー)でPDFファイルを開いてください。ファイルにはフェルト用(側面パーツ)と木材用(筒底パーツ)のデータが用意されています。
側面パーツのデザインは、入れる矢の長さに合わせて、CorelDrawで筒の高さを調整してください。
ステップ2:パラメーター設定
【フェルト用】
彫刻: レーザー出力33%、スピード50%、周波数 500ppi、エアアシストON (Advanced: Optimized Quality)
カット: レーザー出力40%、スピード2%、周波数1,000 Hz、エアアシストON
【木材用】
彫刻: レーザー出力60%、スピード50%、周波数 500ppi、エアアシストON
カット: レーザー出力100%、スピード1.8%、周波数1,000 Hz、エアアシストON
ステップ3:フェルトと木材のレーザー加工
最初にフェルトをバキュームテーブルの上に置きます。次にフェルトの周囲に段ボールを敷いて、バキュームテーブルを覆 います。段ボールの設置には粘着テープを使用します。このように段ボールを使ってフェルトをしっかりとバキュームテーブルに固定すれば、正確なカットと彫 刻ができます。材料をセットしたらフェルト用のデータをJobControlに送信し、フェルトのレーザー加工を行います。
次に木材をレーザー加工機のテーブルにセットし、木材用のデータをJobControlに送信して、底部分のカットと彫刻を行います。
パーツの縫い合わせ
フェルトを筒状にするために、側面両端の穴を重ねて、ウールの糸で縫います。この時、模様をデザインした面が外側、縫代は内側になるように注意してください。次に筒状のフェルトと底用の木材を糸で縫い合わせます。この時も木材に彫刻した面が外側、縫代が内側になるように注意して縫いつけてください。最後にフェルトの筒上部を内側に折って、糸で穴をかがります。
これでオリジナル矢筒のでき上がりです。早速、次回のアーチェリーで手作りの矢筒を持っていきましょう。