鏡
レーザー加工機で鏡を装飾することもできます。
今回はファイバーレーザーを利用した鏡の装飾方法を紹介します。
準備
材料
- 鏡
- ラッカー塗料
使用機種
-
Speedy 100 flexx、30W
- flexx:2.85 インチレンズ
- fiber:3.2インチレンズ
ステップ・バイ・ステップ
ステップ 1
ステップ1:セッティング
ハニカムテーブルをセットして鏡面が上になるように鏡を加工エリアにおきます。
ファイバーレーザーは<ガラスに作用しない>という特徴があります。
鏡の構造は「ガラスの板」と「銀の薄い膜」の組み合わせでできています。
鏡面を上にするいうことは、ファイバーレーザーが「ガラスの板」を通過して「銀の薄い膜」だけに剥離効果が発生します。
![Engraved-Mirror-with-Glasses.jpg レーザー加工による装飾を施した鏡のコースター](/static_processed/f8f171f2760c777b7af811777545ed94/.jpg?{"image":"https://backend.troteclaser.com/static/images/knowledge/diy-samples/mirror-glass/Engraved-Mirror-with-Glasses.jpg","edits":{"resize":{"width":650,"fit":"cover"}}})
ステップ 2
ステップ2:レーザー加工とクリーニング
PDFファイルを開き、レーザー加工機に送信。
すぐに鏡の彫刻が始まります。レーザーパラメータは使用する加工機や出力によって、設定値が変わります。
推奨パラメータ設定(Speedy 100 flexx、30Wの場合)
彫刻(黒): レーザー出力: 100 %、彫刻速度: 10 %、周波数: 1000 ppi
その後、クリーニングします。
ファイバーレーザーで剥離された「銀の薄い膜」の切りくずや粉塵は、鏡の下に落ちるため、加工面のクリーニングに手間はかかりません。
ステップ 3
ステップ3:色入れ
剥離された「銀の薄い膜」の部分にラッカー塗料で塗装してください。塗料が乾くのを待ちます。