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JobControl ソフトウェア

レーザー加工機専用のソフトウェア

JobControl®(ジョブコントロール)は、トロテックが独自に開発したレーザー加工機専用の出力ドライバーソフトウェアです。 ユーザーの操作性を追求し、高品質なレーザー加工を簡単にできる便利な機能が多彩に搭載されています。

対応機種 

※上記モデルの標準装備です。

レーザージョブを簡単でしかも迅速に処理

レーザーソフトウェアJobControl®はレーザー彫刻およびレーザー切断中にユーザーに対して完全な支援を提供します。革新的なJobControl®機能によって毎日の作業が簡略化されます ー 切断および彫刻の仕上がりを完璧にするのための機能です。通常のプログラム (CorelDraw, Photoshop, AutoCAD, Illustrator, InkScape, Wordなど) で動作し、PCまたはMACのいずれからでもレイアウトをレーザーに送信します。TrotecプリンタドライバーはQuick Printを使用して、ファイルを直接レーザーまたはレーザーソフトウェアJobControl®に送信します。多くの巧妙な機能によって作業フローを最適化することができます。レーザーを使用した作業で、これほど優れた支援をユーザーに提供するレーザーソフトウェアは他にありません。そのようにして、Trotecレーザーを最大限に活用することができます。

加工データ(ジョブ)を速く簡単に処理

JobControl®(ジョブコントロール)は、出力ドライバー機能付きのレーザーソフトウェアです。グラフィックソフト(CorelDraw、Illustrator、CAD*、 InkScapeなど)で作図したデザインをグラフィックソフトの「印刷」コマンドから直接JobControl®へ出力し、加工データとして「ジョブ」を生成します。生成されたジョブはJobControl®のジョブリストに保存され、JobControl®のPC操作画面にドラッグ&ドロップして、パラメーター等を設定したらレーザー加工をスタートできます。

*CADソフトウェアによって対応していない場合もあります。

ヘッドの位置と加工エリアの画面表示

JobControl®の操作では、レーザー加工機のヘッド位置と加工エリアがPCの操作画面に表示されます。したがって、加工したいジョブをPC画面に表示して、希望の位置から加工できるように移動できます。さらにプレビュー機能、位置合わせに使うマーカーやガイドなど、レーザー加工に便利な機能を数多く装備しています。JobControl®は、レーザー加工の利便性と生産性を向上することができるツールです。

JobControl® Vision:印刷物を精密レーザー仕上げするためのソフトウェア

このソフトウェアでは登録マークを使用してレーザー作業エリアにある印刷物の位置と回転を判断します。また、印刷エリアにあるインテリジェントなJobControl® Visionカメラがすべての歪みを線形、非線形を問わず、検出します。

JobControl® Cut:簡単な手順を踏むだけで完璧なカットを実現

JobControl® Cutを用いて、Trotecは高品質で効率的なレーザーカッティングのためのレーザーカッティングソフトウェアを提供します。切ミゾ修正、リードインフラグ、経路最適化、またはノード処理といったCAM機能を使用することで、精密で生産的なレーザーカッティングを可能にします。JobControl®に直接組み込み。

一目で分かるJobControl®の特長

効率的なジョブ管理

  • レーザーに送信されるすべてのジョブが明瞭にレイアウトされたリストに保存されます。名前、日付、加工処理の種類、分解能などによるフィルター。ワンクリックするだけで、すべてのジョブをいつでも繰り返すことができます。
  • 「お気に入りのジョブ」を使用すると、頻繁に繰り返すジョブのレーザー設定(サイズ、解像度、素材、切断ラインなど)を記録することができます。これにより設定時間を短縮し、エラーを防ぐことができます。
  • キューから、必要な頻度で空間最適化された方法によって、ワーク表面にジョブを配置することができます。ジョブを簡単に複製および回転します。

位置決め支援による精密作業

  • ガイド:精密作業に最適です。ジョブを素材がテーブル上にある位置に正確に配置し、廃棄を節約します。
  • マーカー:磁気位置決め補助機能によって、ユーザー独自のジョブテンプレートをすばやく簡単にデザインすることができます。ジョブテンプレートは保存しておいて、繰り返し行なわれるジョブに使用することができます。

WYSIWYG

  • 「画面表示どおり出力。」 材料の浪費を防ぐために、印刷出力が画面上の元の表現に対して忠実であるかどうかを確認します。

フォト最適化彫刻

  • 完璧できわめて鮮明な彫刻された絵に適しています。

自動焦点

  • ワンクリックするだけで、きわめて正確な自動焦点が実現されます。彫刻の仕上がり、材料の厚さ、レンズの焦点距離、カッティングテーブルなど、すべてを材料データベースに保存することができます。ソフトウェアが適切な位置を計算して、焦点のところで正確に彫刻しますーこれによって、最良の彫刻仕上がりが実現されます。

彫刻時間カリキュレータ

  • レーザー加工処理に要する時間を事前に表示します。これによって適切に計算して計画を立てることができます。

最大速度において理想的な彫刻結果をもたらすMeshEngraving

  • 高い彫刻速度が、彫刻画像のひずみを最小限に抑えます。彫刻結果を最適化するため、特許技術であるMeshEngravingをJobControl®レーザーソフトウェアに組み込みました。最大速度で彫刻することで、理想的な品質が可能です。これは特にファイバーレーザーを使用する場合に重要です。

彫刻の最大解像度2540 dpi

  • 彫刻の最大解像度が2540 dpiになることで、ファイバーレーザーを使用して、高解像度スクリーン印刷原版の彫刻、金属のアニールマーキング、アルミニウムの再着色が可能になります。

JobControlの役割

レーザー加工を開始するまでの主な作業フローは、次の3ステップです。

【ステップ 1】 【ステップ 2】 【ステップ 3】
デザイン 印刷 レーザー加工
グラフィックソフトウェア(CorelDRAW、Illustrator、CAD*など)でデザイン JobControl®へのデータ出力 JobControl®でパラメーターを設定、材料の設置と焦点距離の位置決めをして、レーザー加工開始

 *CADソフトウェアによって対応していない場合もあります。

JobControl®(ジョブコントロール)は、ステップ2「印刷」と、ステップ3の「レーザー加工」で使用します。

ステップ2の工程では、グラフィックソフトの印刷からJobControl®へデザインデータを出力して、JobControl®で使用する「ジョブ」を生成します。

ステップ 3で、JobControl®の画面上に「ジョブ」を配置し、レーザーヘッドの位置と「ジョブ」の加工位置を合わせます。次にJobControl®の「材料テンプレート」を表示して、レーザー加工の種類(カットや彫刻)、レーザー出力(パワー)、スピード、周波数(PPI/Hz)などのパラメーター設定を行います。

※JobControl®には、 3 種類のバージョンがあります。フル機能に対応した「エキスパート」の他に、「ベーシック」と「アドバンス」をご用意しています。

パラメーター設定の「材料データベース」

JobControl®には、材料毎にパラメーターを設定管理できる「材料テンプレート」機能があります。基本的な材料のパラメーターは、プレインストール済みです。そのパラメーターをカスタマイズしたり、新しい材料のパラメーターを新規作成して保存することができます。また、一つのジョブの加工条件を、カラー別に区分して16種類の設定ができます。

カラーマッピングを使った設定

グラフィックソフトでデザインに色分けしたトロテックカラーの16色によって、材料データベースのパラメーターを設定することができます。つまり、色毎に加工の種類(彫刻/カット)、スピード、レーザー出力、周波数、繰り返しの回数、Zオセットなどのパラメーターを定義することができます。 ※トロテックのカラーパレット(16色)を予めCorelDRAWやIllustratorに埋め込こんで、グラフィックソフトのデザインに加工種類の16色をカラーリングすることができます。
  • Z‐Offset
    材料テンプレートの「Z‐Offset」で、Z軸のオフセットの値を0.01mm単位で入力できます。Z‐Offsetを設定すると、加工中に加工テーブルが数値通りに自動で上下しますので、焦点位置が異なる加工に便利です。
  • 繰り返し(Pass)
    同じ加工の回数を入力できる「パス」機能。これによって、色別に繰り返しの加工が設定できます。2度彫りなど、クオリティの高い彫刻を施した商品を製作できます。
  • アドバンスのリンク機能
    切った材料が抜け落ちないように、カット線の途中にカットしない部分を定義することができます。これによって、板材の交換がスピーディに効率良く行えます。
上記の機能は、材料データベースで一度に設定できるので、作業工程の追加がなくワンステップで実行できます。

パラメータ-のインポートとエクスポート

バックアップコピーを作成したり、他のPCで使用するために、材料パラメーターを簡単にインポートおよびエクスポートできます。

レーザーパラメータをインポートする方法
レーザーパラメータをエクスポートする方法

管理者モード

管理者は個々の材料グループまたは材料データベース全体をロックすることができます。その結果、大切なパラメーター値の消失を防ぐことができます。

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