
コルク加工の煙対策
トロテックの「LaserCork」は天然コルクの粒から作られています。きめの細かい粒子構造が特徴で、美しいダークブラウンのレーザー彫刻を施すと、装飾品や機能的なアイテムなど、LaserCork特有の自然な雰囲気を活かしたさまざまなアイデアをカタチします。彫刻のコントラストが鮮明で、比較的低出力でもレーザー切断が可能であるため、特にCO2レーザー加工機が向いています。
※日本ではトロテックの商材は扱っておりません。

パラメータの設定
適切なパラメータの設定には、グレースケールマトリックスの使用が便利です。(明るい部分は浅く、暗い部分は深く彫刻できます)
解像度設定(250~500dpi):
- 大型でディテールが少ない彫刻:250dpi(低解像度)
- 細かいディテールがある彫刻:最大500dpi
焦点/Zオフセット:
- 素材に焦点を合わせる:茶色の彫刻が作成されます。
- 焦点を最大9mmずらす:濃い色調の彫刻が可能です。

カットのコツ
まずはテストで30×30mmの小さな正方形をカットして、パラメータを確認しましょう。
3mmまでのコルクの場合
- スピード:1%~2%
- 周波数:1000Hz
- レーザー出力は10%ずつ調整し、煙の出ない状態を目指します。
基本設定
- JobControl®の材料データベースでエアーアシストが有効になっていることを確認してください。
- 大きな穴径のノズルが最適な仕上がりの決め手となります。
- 作業テーブルの未使用部分をしっかり覆うと、吸引効果が最適化され、カットや彫刻の品質が向上します。