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アルマイト処理アルミニウム

アルミニウムの彫刻加工

一般的に、アルマイト処理されたアルミニウムは彫刻に適しています。レーザーやロータリーマシンを使って彫刻できるほか、外部からの影響に強い素材であれば、細かなデザインの彫刻も可能です。

アルマイト加工されたアルミニウムには、素材のグレード、加工プロセス、使用される顔料など、さまざまな種類があり、その違いによって、強度や耐久性、UV耐性、そして彫刻の仕上がりに大きな影響を与えます。トロテックのアルマイト加工アルミニウムは、最大22ミクロンのコーティングが施されており、製品の耐久性や外部環境への耐性において同クラスの中で最高水準を誇ります。

アルマイト加工アルミニウムとは

アルマイト加工は、アルミニウムの芯材と外側のアルマイト層で構成されています。この層は、化学的・物理的な処理によって形成され、アルマイト加工されたアルミニウム板を見ると、芯材とアルマイト層の2層構造になっていることが分かります。

アルマイト加工されたアルミニウムは次の2つの層で構成されています:

  • アルミニウムの芯材: しっかりとした安定性を保ちながら、ある程度の柔軟性があります。
  • 表面のアルマイト層: 約6〜22ミクロンと非常に薄いながらとても硬く丈夫で、化学的・物理的な影響からアルミニウムを保護します。

陽極酸化皮膜(アルマイト層)はもともと白色です。この層が形成された後、素材表面に色顔料を浸透させることで着色して仕上げます。

アルミニウムへの彫刻

CO2レーザーやファイバーレーザーでアルマイト加工されたアルミニウムを彫刻すると、表層の着色顔料が取り除かれ、デザイン部分に明るい白色の陽極酸化層(アルマイト層)が現れます。彫刻部分以外の層は削られないため、保護機能はそのまま維持されます。

機械式彫刻機の場合、ロータリーカッターの精度によって彫刻の深さが決まります。一般的に、機械式彫刻はレーザー彫刻よりも深く削るため、アルマイト層を貫通して保護層を除去し、金属の地肌が露出します。

PPI(解像度)

より高い完成度を得るうえで重要なポイントは解像度の高さです。アルミニウムを加工する際には、600~1000ppiの解像度が推奨されます。

アルミニウム表面のアルマイト層は非常に硬く丈夫なため、レーザー加工によって溶けることはありません。レーザーポインターが当たる部分のみが気化するので、木材のような「にじみ」は起こりません。よって、均一で美しい彫刻には高解像度は重要なカギとなります。

フォーカス

正確なフォーカスの設定も高精度の仕上がりには欠かせません。例えば、フォーカスの設定が合っていない場合はエッジがぼやけてしまいます。フォーカスツールを使用する際は、慎重かつ正確な調整を行うことが重要です。

チュートリアル動画

アルマイト加工のアルミニウム製ラベルへのレーザー彫刻の方法について、チュートリアル動画で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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