適切なノズルの選び方
加工に適した正しいノズルの選択は、レーザーの仕上りを大きく左右します。
加えてノズルはレンズを汚れから防ぐパーツでもあります。
アプリケーションや用途に適切なノズルを選択するために、ノズルの種類と特長をこのページでご紹介します。
ノズルの選択
トロテック・レーザー加工機(Speedyシリーズ)には、基本的なノズルが3種類あります。
※どの種類でもノズル口が汚れていたり、粉塵が付着している場合は、必ずクリーニングしてから加工を開始してください。
ショートノズル:口径7mm
穴の大きい7mm径のショートノズルは、標準ノズルです。彫刻とカットの両方に使用できます。カットの場合、このノズルは主にアクリルの材料に使用されます。なぜなら加工中に材料の温度が急にクールダウンすることがないので、カットラインの断面が滑らかに仕上がります。
ショートノズル:口径3mm
穴の小さい3mm径のショートノズルは、木材などの煙が多くでる材料をカットする際に使用します。小さな口径から集結したエアーフローが直接カット部分に噴射して、加工中の煙とガスを吹き飛ばします。
このノズルは、プラスチックやスタンプ用のゴム板など、加工中に粉塵や彫刻カスが発生しやすい材料の彫刻にはあまり向いていない場合があります。その理由は、粉塵や彫刻カスがノズル口に固まって穴を塞いでしまい、レンズが焼けてしまうことがあるからです。
ロングノズル:口径3mm
焦点距離の長い2.5インチレンズと一緒に使用するには、口径3mmのロングノズルがあります。このノズルを使えば、材料と2.5インチレンズ間の長い焦点距離に対応できます。その他の特長は、3mm径のショートノズルと同じです。
銅製ノズル(大型レーザーカッター SPシリーズ用)
SP500レーザーカッターで加工面に圧縮空気を吹き付けるエアアシスト機能をオンにしてカットする場合には、口径1.7mmの銅製ショートノズルを用意しています。非常に小さな口径のため、エアーフロー(圧縮空気)がターゲットのカット部分に直接噴射されるので、厚めの材料、例えば約5mm厚の木材やポリカーボネートをカットするのに適しています。この銅製ノズルには、レンズサイズと焦点距離によって、長さの違うアタッチメントが4種類あります。
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