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アクリル二層板のパズル

アクリル二層板のパズル

写真をアクリル二層板にUVプリントし、レーザー加工機でカットして、オリジナルのジグソーパズルを作ってみましょう。

※サンプルは、81ピース、400 (W)x 300 (H)mm(フレーム含む) のジグソーパズルです。

準備

材料
  • アクリル二層板:艶消しアルミニウム/黒、サイズ610 x 610mm、厚さ1.6mm 
  • 白のアクリル板(パズル用の台):サイズ610 x 610mm、厚さ1.6mm
  • フォトフレーム:サイズ400(W)x 300(H)mm
  • 加工テーブルの空きスペースをカバーする物(例:紙)
    ※加工テーブルの吸引力が高くなります。
  • ※サンプルは、写真をUVインクジェットプリンター等で予めデジタルプリントしたアクリル二層板をレーザーカットしています。またサンプルのアクリル二層板は、トロテックがデジタル印刷用に提供している商材「Digital Print Series」を使用しています。

    ※デジタル印刷がレーザーカット時に溶けないか、試作品でテストすることを推奨します。レーザーで印刷が溶けてしまう場合は、レーザーカット後にデジタル印刷する方法でテストしてください。

    ※サンプルの白いアクリル板も、トロテックの商材「TroLase ADA Signage」を使用しています。

    ※このサンプルの材料は、トロテック・レーザー(オーストリア本社)が販売しているレーザー加工用の材料「トロテック商材」を使用していますが、トロテック商材は日本で販売しておりません。類似品をご利用ください。

使用機種
  • Speedy 400
  • 120W
  • 2.0インチレンズ

※他のSpeedyシリーズの機種でも加工できます。

アクセサリー
  • 加工テーブル:バキュームテーブル+アクリル カッティング グリッド
puzzle-digital-print-series.zip

ZIP

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ステップ・バイ・ステップ

パズルデザインのデータ出力画面
ステップ 1

ステップ1:パズルのデータ出力

このページ下のデザインデータをダウンロードして、デザインファイル(cdrまたはpdf)をグラフィックソフト(CorelDRAWまたはIllustrator)で開きます。

次にデザインデータを材料別にレーザー加工機用データとして出力します。先ず「puzzle」のデザインを選択し、グラフィックソフトの印刷でプリンター「Trotec Engraver」を選択、環境設定をクリック、出力設定タブを表示して下記を設定します。

印刷 > Trotec Engraver > 環境設定 > 出力設定

印刷のデータ出力設定

印刷設定(加工オプション)
加工モード 解像度 カットライン
標準 600 dpi なし
Halftone Others
カラー 高度なジオメトリ
最初に内部ジオメトリ

設定が完了したら最後に印刷を押して、JobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアにデータを出力しジョブを作成します。

※パズルピースのデザインは、インターネット上のフリーソフトを使用しました。

アクリル二層板パズルのバリエーション
ステップ 2

ステップ2:パズルのレーザー加工

パズルのカットと彫刻を行います。先ずバキュームテーブルの上にアクリル カッティング グリッドをセットします。

次に二層板を加工テーブルの上に置き、フォーカスツールと加工機本体のキーパッドを使って焦点距離の位置決めを行います。         

位置決め後、JobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアをPC画面に表示し、ステップ1でデータ出力したジョブ(パズル用のデザインデータ)をJobControlのプレート上に配置します。

最後にJobControlの「材料テンプレート」を開いて、下記のパラメーターを設定したら、レーザー加工をスタートします。

パラメーター設定

カラー 加工の種類 パワー (%) スピード (%) 周波数(ppi/Hz)
彫刻 CO2 40 100 600
カット CO2 32 0.8 5000
カット CO2 60 1.62 5000
パス(繰返し) エアアシスト エアアシスト アドバンス
1 on +1.5 mm 高品質
1 on - -
1 on - -

※パラメーターは、加工する材料の材質や色、そしてレーザー加工機の機種やレーザー出力(W)によって異なります。仕上がりの良い最適な加工を検出するために、いくつかのパラメーターでテストすることをお薦めします。

重要ポイント

下から上へ加工するように設定すると、塵やカスがよく吸引されるので仕上げのクリーニング作業が簡単です。

設定方法:JobControl画面のメニューバーから「テンプレート」→「テンプレートの設定」の「開始位置」で「bottom」を選択します。

ヒント

カット後に二層板の下に紙を入れると、カットしたパズルピースを一度にレーザー加工機から取り出せます。

参考

上記のパラメーターは、トロテックJobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアの「材料パラメーターデータ」に登録されているTroLaseの標準値を活用しています。

ベースプレートのデータ出力画面
ステップ 3

ステップ3:ベースプレートのデータ出力

パズルデザインと同様に、ベースプレートのデザインをレーザー加工機用データとして出力します。

このページ下のデザインファイル(cdrまたはpdf)をグラフィックソフト(CorelDRAWまたはIllustrator)で開きます。

次に「base plate」のデザインを選択し、グラフィックソフトの印刷でプリンター「Trotec Engraver」を選択、環境設定をクリック、出力設定タブを表示して下記を設定します。

印刷 > Trotec Engraver > 環境設定 > 出力設定

印刷のデータ出力設定

印刷設定(加工オプション)
加工モード 解像度 カットライン
標準 1000 dpi なし
ハーフトーン調整 その他
カラー -

設定が完了したら最後に印刷を押して、JobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアにデータを出力しジョブを作成します。

パズルのベースプレート
ステップ 4

ステップ4:ベースプレートのレーザー加工

白のアクリル板をアクリル カッティング グリッドの上に置き、フォーカスツールと本体のキーパッドを操作して焦点距離の位置決めをします。

次にJobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアをPC画面に表示し、ステップ3でデータ出力したジョブ(ベースプレート用のデザインデータ)をJobControlのプレート上に配置します。

最後にJobControlの「材料テンプレート」を開いて、下記のパラメーターを設定したら、レーザー加工をスタートします。

パラメーター設定

カラー 加工の種類 パワー (%) スピード (%) 周波数(ppi/Hz)
カット CO2 65 2 1000
パス(繰返し) エアアシスト Zオフセット アドバンス
1 on - -

参考

上記のパラメーターは、トロテックJobControl(ジョブコントロール)レーザーソフトウェアの「材料パラメーターデータ」に登録されているTroLase ADAの標準値を使用しています。

laser speedy puzzle
ステップ 5

ステップ5:仕上げと組み立て

加工後、パズルやベースプレートに汚れやカスがついていたら、水で湿らせた布で拭いてください。

クリーニング後、パズルピースを外し、残ったパズル枠の下にベースプレートを置き、接着剤や両面テープで取り付けます。

最後にフォトフレームに入れて、オリジナルパズルの完成です。

ヒント

バキュームテーブルの吸引力を利用して、加工テーブル上で仕上げのクリーニング作業をしても良いでしょう。

アクリル二層板に彫刻

もっとアイデアをプラス!

  • 写真のように、フレームエリアに穴をあけて、看板用のサインナットで留めると高級度がアップします。オリジナル・パズルを壁に取り付けて、お部屋や店内にディスプレイしても素敵です。また色違いのフォトフレームに入れて、バリエーションもアレンジしてみましょう。
  • 結婚式の新郎新婦、お子さん、ペット、お誕生日の記念写真、夕焼け・砂浜・花畑の風景シーンなど、好きな写真やイラストをアクリル板にデジタルプリントして、オリジナルのジグソーパズルを作ってみましょう。
  • ※写真の看板用サインナットは、トロテックの商材「Signage Mounting Devices」を使用しています。ただしトロテックの商材は、ただしトロテックの商材は、日本では販売しておりません。

Speedyシリーズ
名入れに最適なレーザー加工機です。

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