--------------------------

オートフォーカス

レンズから加工物までの距離を正しく合わせるうえで、正確なフォーカス(焦点)の設定が必要であり、効果的なレーザー加工とクオリティの高い仕上りを実現するうえで非常に重要です。トロテックは、4つのフォーカスモードを提供しています。

Sonar Technology™ (ソナーテクノロジー™)

ソナーテクノロジー™(特許取得済み)は、レーザーヘッド部に搭載された超音波センサーにより、加工テーブルのどの位置からでも正確な距離の測定を可能にする技術です。操作パネルのZ軸(上下)ボタンを押すだけで、レーザーヘッドの超音波センサーが加工材料の表面を検知します。ソフト上であらかじめ設定したレンズの値に基づいて、焦点位置が自動的に計算され、Z軸の加工テーブルが適切な焦点位置まで移動する仕組みです。

※ソナーテクノロジー™は、Speedy 360とNew Speedy 400に装備されています。

上記のオートフォーカス以外に、下記3つのフォーカスモードがあります。

ライト・バー・フォーカス

ライト・バー・フォーカス(Light Bar Focus)は、筐体にインストールされたセンサー(ライトバリア)によって機能しています。レーザー加工機のキーボード上でこのフォーカスモードを操作すると、加工テーブルが自動的に動き始め、設置された材料がライトバリアを通過するとテーブルの上昇が停止します。このように、正しい焦点距離を自動で計算し、レーザー加工を開始します。 ライト・バー・フォーカスは、平らで不透明で、厚さが不明の材料の位置決めに最適です。

※ライト・バー・フォーカスを使用する際は、レーザーヘッドのクラッシュ防止のため、必ず材料をライトバリアが検知できる位置にセットしてください。
※透明な材料(例:アクリル)は検知しない場合がありますので、別のフォーカスモードをご利用ください。

ソフトウェア・フォーカス

ソフトウェア・フォーカスは、JobControl(ジョブコントロール)ソフトウェアを用いて最適なフォーカスを計算する方法です。設定する際は、まず材料の厚さと使用中のレンズサイズをソフトウェアに入力します。双方向通信によって、コンピューターは加工テーブルがどの高さにあるのかを常に正しく把握しているため、ボタンを押すと、ソフトウェアに入力した情報に従って、加工テーブルが正しい位置に移動します。 このフォーカスモードは、例えば6mmのアクリルなど、材料の厚さが判明している加工に適しています。

※このフォーカスモードを利用する際は、数値の入力ミスに十分ご注意ください。

フォーカスツール

フォーカスツールは、迅速で柔軟な設定を可能にします。オペレーターは、フォーカスツールをレーザーヘッドに引っ掛け、フォーカスツールが加工材料の表面に触れるまで操作ボタンを押しながら加工テーブルを移動します。これで焦点距離の位置決め設定は完了です。

フォーカスツールの長さは、レンズの種類ごとにあらかじめ設計されています。また、フォーカスツールとレンズの組み合わせは、同色で色区分されているので、レンズに合ったフォーカスツールのペアリングも簡単です。この方法は、円筒形のものなど、あらゆる種類の材料を加工する際にとても便利です。材料の厚みが分からない、あるいは測定できない場合でも、正しい焦点距離を測定できます。

フォーカスツールは、トロテックが特に推奨するフォーカスモードです。フォーカスツールのネジ部分の色は、レンズ種類の色に合わせてあります。レンズの色と一致した正しいフォーカスツールを選んで設定します。

Speedyシリーズ
名入れに最適なレーザー加工機です。

レーザー加工機のご紹介

機能やオプションに関する質問はありますか?
喜んでお手伝いします

お問い合わせ
会員 troGROUP Logo