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サンダーランド大学AMAPチームが、新型コロナウイルス拡散防止用のドアオープナーを開発

イギリスのサンダーランド大学、AMAP技術チームが、Covid 19(新型コロナウイルス)の拡散を防ぐために様々な製品の設計開発に取り組みました。 AMAP(Automotive and Manufacturing Advanced Practice)は、サンダーランド大学テクノロジー学部の一部です。本大学のテクノロジー学部は、自動車部門と製造業部門にわたる専門知識を組み合わせた分野を研究しています。 AMAPが今回開発したのは、手でハンドルに触れることなくドアを開けることができるドアオープナーです。AMAPは、当初、地域の在宅介護者を支援するために感染防止ツールの設計を始めました。そして、大学のトロテック・レーザーカッター Speedy 400を使って、設計したドアオープナー 600個を製作したのです。 AMAP責任者のRoger O'Brien(ロジャー・オブライエン)氏は、次のように述べています。 「これを作るのに材料費だけは負担してもらい、カットは無償で行っています。あるいは材料を送ってもらってカットをしています。 さらにこのオープナーにストラップを付け、首からかけて常に携帯できるようにしています。 同僚がこのオープナーを2個使えば、スーパーマーケットのカートを押すのにも使えると言ってました」
AMAPチームは、皆さんのコミュニティで新型コロナウイルス拡散防止に取り組む際、非営利で使用できるようにこのツールのデザインファイルを共有しています。デザインは簡単にサイズ変更できるので、様々なドアタイプやハンドルサイズに合わせることができます。

ダウンロード

ドアオープナーのデザインデータ (cdr)   ドアオープナーのデザインデータ (pdf)

使用したのはTrotec New Speedy 400

ドアオープナーを製作するのに使用した材料は、厚さ10mmのアクリル。 使用機種は、New Speedy 400、2インチレンズ。 下記がパラメーターです。
カラー 加工の種類 パワー (%)  スピード (%) 周波数(Hz) 
カットCO2 85% 0.19 % 5000 Hz
※パラメーターは、加工する材料の材質、そしてレーザー加工機の機種やレーザー出力(W)によって異なります。仕上がりの良い最適な加工を検出するためには、いくつかのパラメーターで加工テストすることをお薦めします。
重要!
アクリルのドアオープナーも抗菌消毒するか、洗剤で洗浄して清潔に保ってください。

その他のアイデア

AMAPチームは、ドアのハンドルに取り付けて、腕でハンドルを開けられるツールも3Dプリンターで開発しました。
下記のTwitterでAMAPが開発したドアツールの使用ビデオを紹介しています。画像をクリックして、実際の使い方をチェックしてみましょう。 ※左:Trotec Laser UKのTwitter。右:AMAPのRoger O'BrienのTwitter。
You can also see the team's Speedy 400 laser cutter in action in the below LinkedIn post. 
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