VDLウィエントイェスの舞台裏をご紹介
トロテックは定期的にお客様を訪問しており、今回はオランダ最大級のプラスチック加工業者であるVDLウィエントイェスを訪問しました。VDLウィエントイェスはローデンに拠点を置いており、エンジニアのレイニエ・アウケマ氏が工場を案内し、トロテックレーザー加工機の使用方法について詳しく説明してくれました。実直な「北の」精神が息づくハイテク企業の舞台裏を、特別に見学させていただきました。
VDLウィエントイェスについて
VDLウィエントイェスは1909年に設立され、2005年からVDLグループの一員として独立した企業となっています。現在、60名以上のスタッフが在籍し、PE、PP、POMからPMMA、ポリカーボネートまで、さまざまなプラスチック製品の開発、製造、組み立てを行っています。工場では、真空成形、CNC加工、旋盤加工、溶接、レーザー彫刻など、さまざまなシステムを駆使して作業を行っています。主な事業は、プラスチック製品の開発と製造であり、特に医療業界や自動車業界の顧客向けの製品が中心です。エンジニアのレイニエ・アウケマ氏は、「ヨーロッパのお客様が多いですが、私たちの製品は世界中で見られます」と述べています。
課題
工場では、3台のトロテックレーザー加工機が稼働しており、2台のSpeedy 400に加え、なんと16年間稼働し続けているSpeedy 100もあります。アウケマ氏は、レーザー加工機を導入した理由について次のように語っています。「私たちは、プラスチック部品にトレーサビリティの要件に基づき、レーザーでコードを彫刻する必要がありました。そのため、主にレーザー加工機はコードや日付の彫刻に使用していますが、プラスチックのマット加工にも活用しています。」
トロテックの導入
トロテックのレーザー加工機を選んだ最大の理由は、高速で安定した彫刻品質が必要だったためです。トロテックのレーザー機はこの要件をしっかりと満たしていました。当社の強みは最高品質を提供できる点であり、そのための適切な機材が不可欠でした。新しいレーザーを導入する際も、万が一故障が発生してもワークフローを調整せずに済むよう、同じモデルを選びました。私たちはレーザー加工機専用のソフトウェアを開発しており、すべての用途に自動プログラムが組み込まれています。そのため、約10名のスタッフがレーザーを操作していますが、誰が操作しても常に同じ品質の仕上がりが保証されます。トロテックのレーザーを使って、長期間にわたり安定した生産を維持できることを期待しています。